写真:伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社
代表取締役 伊藤 達夫

経営戦略に関わる基本的な考え方やフレームワークはビジネスでは大衆化した感があります。以前はMBAホルダーでなければ知りもしなかったようなフレームワークなども今や整理され、そういった書籍は巷に溢れています。

コンサルタントの間である程度合意のある経営戦略の定義は「持続的競争優位を保持する打ち手の束」だと思いますが、その打ち手の束を作るための環境分析手法や、実行管理手法なども巷に溢れています。

ただ、溢れすぎていて、うまく整理できていなかったり、どう使っていいかわからないといった感があると思います。

経営戦略は「持続的競争優位を保持する打ち手の束」ではありますが、内部、外部からの制約があるわけです。

内部から考えれば、資源は希少だからこそ、その配分の仕方でまず勝負が決まる。そして、配分してしまったら、その資源の力を引き出し切ることができるかが鍵となる。

外部から考えれば、顧客からの支持を争う競合がひしめいている。だからこそ、どのようなポジションを取るかで勝負が決まる。戦略とはまさに競合に対する競争優位を保持するためのポジションを確立するための一連のアクションであるという主張をすることもできるでしょう。

当然、内部と外部のバランスを取ることが重要だという主張もあります。いわゆるコンフィギュレーションの考え方ですし、ビジネスモデル概念は外部と内部のつながりを記述することを可能にしました。

しかし、それでも、現実の中で経営戦略コンセプトをどう使っていいのかに悩む経営幹部は多いと思います。なまじいろいろなコンセプトが普及しただけに、さしたる理解もなく「戦略とは絞ることなのだ」といった主張をする人も出てきました。

ただ、全社戦略の検討において、完全に絞り切って1つの事業にフォーカスするような意思決定は果たして正解なのでしょうか?確かにそのほうが意思決定は簡単かもしれません。しかし、それで本当に企業としての持続可能性は向上したのでしょうか?それではなぜ複数事業を展開してうまくいっている企業が存在するように見えるのでしょう?

そして、日本国内の成熟に伴い、市場を求めて海外展開する企業も規模の大小に関わらず増えてきました。こういった海外進出は無駄で、戦略に反する行為なのでしょうか?

そんなはずはありません。

PPMで考えれば、日本における事業が「金のなる木」なのであれば、金のなる木には広告宣伝費をかけずに、CRMやビジョン策定などの打ち手に移行し、出てきた利益を、「スター」である海外事業に投入することが正解になります。しかし、こういった意思決定に悩む局面でPPMの知見を引いてきて、定石を語る経営陣を見ることは稀です。まだまだ戦略コンセプトのコモディティ化が不十分なのでしょう。

当社は経営に対して責任を持つ経営陣に対して、これまで研究されてきた戦略コンセプトの知見の積み重ねを踏まえたコンサルティングを提供しております。

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